中世の村 第三番

2025/8/11

ヨーロッパの中世の村を見ているといくらでも曲がでてきます。第一番が早春、第二番が初夏の雰囲気で作ったので、今度は真夏の風景です。

組曲の中の各小曲のタイトルは、「朝」・「昼」・「夕方」、そして「鐘」です。

10年前の東京はそれほど暑くありませんでしが、地球温暖化のせいか、今の東京の夏はもはや楽しめないほど暑いです。でもこの第三番はさわやかな夏の写真を見ながら作ったので、聞くと少し涼しげに感じます。


組曲は去年、「朝」・「昼」・「鐘」の3つを作って完成としていたのですが、今回発表にあたり「昼」を作って追加しました。当初は一日の変化を意識していたわけでなかったのですが、改めて楽譜に各小曲のタイトルを書き加えてみたら「昼」もあった方がいいと思ったのです。結果としては曲のバリエーションが増えてよかったです。組曲はこういう自由さがあって好きです。

曲の並びとしては、時刻的に言えば「夕方」と「鐘の音」は逆順なのですが、音楽的には「鐘の音」を最後にしたほうが良いと思って時刻にはこだわらないことにしました。

秋になったら第四番として秋の村の曲を作ろうと思います。発表は来年でしょうか。

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