作曲について

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こんな曲を作っています

  1. 悲しくない曲
  2. 標準の調弦の曲
  3. 短くて演奏が難しくない曲
  4. 作って面白い曲

私は作曲も演奏も居間でします。悲しい曲だと居間の楽しい雰囲気を壊してしまうから、陽気な曲や、心が落ち着くような曲を作っています。

調弦を標準的な E-A-D-G-B-E に限っているのは、家事の合間の短い時間にギターを弾きたいからです。調弦を変えると音が安定するまでに時間がかかってしまいます。友人曰く、ギターを二本持てばいいそうですが、居間にそんなに何本もギターを置きたくないです。D Major の曲を作るときは6弦をDにしたいとは思うのですが、変えずに済むように作曲してます。

ギターを始めたのは、その音色が好きだったからです。しかしギター楽譜の本に載っている素敵な曲の大半はとても演奏できません。 ギター曲のCDもいくつか持っていますが、あんなに長い曲を間違えずに弾くなんて私には信じられないです。短くて簡単で、また悲しい雰囲気でない曲。そういう曲だけを本からひろって弾いていたのですが、だったら自分でそういう曲を作ってしまえばいいんだと思いつきました。私の場合は、その方が演奏が上手になるように練習するよりずっと近道なんじゃないかと思いました。

作曲を始めてわかったのは、それが思ったよりは難しくないということです。それはもちろん、私が作ろうと思っている曲が簡単なものだからですが、この程度でいいなら難しくない。いろいろ考えないといけないので簡単だとは言いませんが、でも、演奏よりはずっと難しくないです。 演奏にはひとつの間違いも許されませんが、作曲はゆっくり考えられるし、何度でも書き換えられるからです。

もうひとつ分かったのは、作曲は面白いということです。作曲には発想・アイデア・構想など、いろいろな要素があります。なにかからインスピレーションを得るとそれで曲が出来そうな気持になり、わくわくします。新しいアイデアを思いつくとすぐに試したくなります。半分ほど作ったところで「結局なにを作りたいのかなんだよなー」なんて考えなおすのも楽しいです。

最初は、自分が演奏できるような曲を作ることが目的だったのですが、いつの間にか作曲自体が面白くなってしまいました。だれかに私の曲を弾いてもらえたらうれしいです。

作曲に役立っているもの

  1. 小学校・中学校で習ってきた知識
  2. 美しい写真
  3. いままでに聞いてきた曲
  4. ギターの演奏パターン
  5. 楽譜アプリ

周囲の人に作曲を始めたと話すと、作曲の勉強をしたのかと聞かれることが多いです。芸術作品を作ろうというのなら特別な勉強が必要かもしれませんが、私の作る曲は簡単なメロディーに飾りをつけた程度ですから、小中学校で習った知識だけで足りています。

小学校では楽譜の読み方、長音階・短音階といった音階の種類、長三和音・短三和音があること、音楽にはメロディー、リズム、和声の3要素があること、曲の構成には A-B-A や A-A’-??(もう忘れてしまいました)などがあることを習いました。中学校では、長調の曲のコード進行として I-IV-I-V-I があることを習いました。これらは私の作曲にすごく役立っています。短調の曲のコード進行は教えてもらっていないのでいまだに知りませんが、悲しい曲は作らないので知らなくても困りません。
(でも息子によりますと、今の学校ではこういう知識を教えてくれないそうです。残念。)

しかし、そういった知識からメロディーが生まれてくるわけではありません。メロディーが生まれるのは、きれいな写真を見た時のことが多いです。ネットで見つけた写真を見ながら適当にギターをいじっていると、出てくるときはすぐに出てきます。何も出てこないこともあるので、どうして出てくるのか自分でもわかりません。

写真からではなく、音から作るという方法もあります。調とリズムを決めてギターをいじると、なんとなく曲っぽいものがいろいろ出てきます。でもこの方法だと、自分が何を作っているのかわからなくなってしまい、その音でもいいし、そうでなくてもいいし、という気持ちになってしまいます。そういう時は逆にその音に合いそうな写真をネットで探します。「あ、これいいな」という写真が見つかると、その絵にあった音でないといけなくなるので、曲が決まっていきます。そうやって、「音」が「曲」になっていきます。結局私は写真で作曲しているようです。

しかし、私が作曲に一番役立っていると思うのは、今までにたくさん音楽を聴いてきたという経験です。オーケストラの曲が好きで、こどものころからたくさん聞いてきました。そうやって美しい音楽をたくさん聴いたことが、自分になにかしらの発想を与えていると思います。

それと楽器への慣れ。クラシックギターは、複雑な音楽が演奏できる割には、よく出る指使いにはパターンがあり、いろんな曲を弾いているうちにそういうパターンを指が覚えてしまいます。そのせいで、作曲する際には指に任せておけば自然にギター曲っぽくなっていきます。私が作曲しているというより、ギターに作らされているのかもしれません。

楽譜を書くアプリはあったほうがいいです。作曲を始めた当初は五線譜のノートに鉛筆で書いていたのですが、せっかく出てきたフレーズもうまくつながらないと消しゴムで消すしかありません。アプリであれば、元のフレーズを残して新しいフレーズを挿入できますし、ちょっと思いついた切れ端のようなフレーズも書いておくことができ、あとからいろいろ考え直しができます。これは本当に便利です。

たくさん音楽を聴いていること、楽器に慣れていること、楽譜アプリを使うこと。その三つがあれば作曲は思ったほど難しくないように思います。あとは、自分が描きたい美しいものに触れればできるようです。そして私にとっては、作曲の高度な知識はあまりない方が楽しいです。作曲のしかたを自分で考えられるからです。

作曲についてもうちょっと

「私はこうやって作曲しています」という内容を書いています。

⇒ 作曲についてもうちょっと


Photos

Guitar and Lavender , Guitar and Heart ; by Frauke Riether on Pixabay
Rolled Sheet Music ; by Joyce Van3ssa 🕊️peace 💕 love🕊️ on Pexels