エーゲの漁港

2024/5/13

エーゲ海の透き通った海に浮かぶかわいらしい漁船たち。漁に出るときには忙しくても、昼間港につながれた彼らがすべきことはただ静かな波に揺られることだけです。


祖父母が住んでいた村の港にも漁船がならんでいました。夕方に出航し朝には水揚げもすべて終わるので、子供の私が港に行くころにはそこにはもう誰もおらず、船べりを静かにならす波と誰も乗っていない漁船があるだけでした。

エーゲ海に負けない透き通った海は港の底まではっきり見えましたが、北国の海の色は青というよりは無色です。エーゲ海の暖かい色の海に浮かぶ漁船を見ていたら、こんなのんびりした静かな曲が出来上がりました。

非常にゆっくりしたとても簡単な曲で、一つひとつの音を丁寧に響かせて引くのが楽しいです。


この曲の主な部分の拍子は 8, 5, 7, 5, 6 と変化します。この曲の作曲過程の記事に、どうしてそうなったかが書いてあります。興味があったら見てください。

「エーゲの漁港」 作曲過程

▼ダウンロードや画像出展などは英語ページをめくってください