録音機材

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2024/8/11

写真は私の録音機材です。マイクロフォンは marantz MPM-1000、オーディオインタフェースは steinberg UR22C です。

最初にネットに公開した Shopping Street Seaside から、11曲目の Sleeping Village まではまだこのマイクを持っていなくて、スマホをクッションの上に置いて録音していました。無料のアプリ使っていましたが、音楽専用というよりも日常実用品アプリです。小さな音のフェルマータでは、音が小さくなってくるとノイズリダクションが勝手に音を消してしまうので、消されないようなギリギリの音量で弾かないといけません。音楽とは何の関係もないこのテクニックの腕を磨くのは自分でも笑いたくなってしまうのですが、作曲そのもの以外にはあまりこだわりがなかったので、まあこんなもんだ、くらいに思って使い続けていました。

そういう私にこのマイクとオーディオインタフェースをくれたのは息子です。私への60歳の誕生日のプレゼントでした。作曲を始めてから2年目のことになります。私が作曲に熱心になっている一方で、機材について何も工夫をしていないのを見て、その音楽への真剣さに釣り合うようにと音楽専用の機材を買ってくれたのです。最初は思い付き程度で始めた作曲だと思われていたかもしれませんが、真剣に取り組んでいることを家族も認めてくれていたことを知り、嬉しかったです。

このマイクロフォンには付属の小さな三脚が付いていました。(上の写真の左端にあります。)机の上にその三脚を使ってマイクを設置して録音していたのですが、期待に反して音が良くありませんでした。何曲か発表してから初めて、机の天板がベース A の音を拾っていて、その振動で音が不自然になっていることに気が付きました。

そこで、床から直接立てられるマイクスタンドを買い、それからは自然な音で録音できるようになりましたが、その前に録音した New Year’s Delight では特に振動を拾う場所にマイクを置いてしまったらしく、きれいに録音できていません。この曲のページにはたくさんの人が訪れてくれているので、少々残念です。

もう一つ道具を紹介します。ギターのチューナーです。最初は 440Hz の音叉を使って調弦していましたが、音感の悪い私がすべての弦を調弦するのには時間がかかります。その後スマホ無料アプリのチューナーを使うことにしましたが、スマホを探したり、私の安物スマホではアプリ起動に時間がかかったりで、少々不便でした。つまらないことに時間をかけているのを見かねて、またもや息子が 61 歳の誕生日に買ってくれました。このチューナーは蝉のようにいつでもギターにくっついていてくいれて、弾きたいときにすぐに調弦できるので、本当に便利です。

音叉とスマホだけしか使ってなかった私の機材も、いまはずいぶん充実しています。


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