なぜギターなのか

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2025/5/24

今弾いている楽器」に書いたように、私が弾く楽器は「音量が大きすぎない」「楽器が大きすぎない」「鍵盤楽器ではない完全なソロ楽器」の3つの条件を満たさないといけません。最初の2つの条件を満たせる楽器はいろいろありますが、3つ目の条件も満たせる西洋楽器がなかなかないのです。

小学校で習った「音楽の三要素」とは、メロディー、リズム、ハーモニーでした。完全なソロ楽器というなら、その三要素すべてを同時に鳴らせないといけません。しかし、管楽器はメロディーを歌うのにはいいですが、ハーモニーは一人では作れません。打楽器はリズムだけ。バイオリンなどの擦弦楽器は、個別にはメロディーもリズムも出せますし、ハーモニーも2音までなら出せますが、同時に3要素とも演奏するのは難しいです。

全部同時に弾けるのは鍵盤楽器か、クラシックギターくらいです。しかし鍵盤楽器は苦手だから、クラシックギターしか解がありません。

私のギター。9フレット目と16フレット目の目印は自分で貼りました

でも、たとえほかの選択肢があったとしても、きっとギターを選んでいたでしょう。私はもともとギターの音色が好きだったからです。そして赤ん坊のころから西洋の管弦楽を聞いてきた私としては一つでも西洋楽器を弾けるのがうれしいです。

さて、残る二つの三線と尺八は日本の楽器です。しかしこれらの楽器は日本でも多くの人が弾いているわけではありません。私がどうして弾くことになったのか? つづいて書いていこうと思います。


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メロディー・ハーモニー・リズムがクラシックギターの作曲としてどうつながるかは「作曲についてもうちょっと」に記事があります。