なぜ ‘Pieces’ でなく ‘Songs’ なのか
2025/11/28
私のサイトでは「曲」を表す英語として ‘Songs’ を使っています。歌詞がない曲ですから ‘Pieces’ や ‘Pieces of music’ が正しい言葉遣いだと思いますが、私が ‘Songs’ を使っているのには理由があります。

一つ目の理由は、歌うような気持で作曲することが多いからです。最初に作った Oh! Italia の曲のメロディーは実際に声に出して歌って作りました。
この曲では歌詞は作らず「たんらーららーら…」とうたったのですが、Silver Grass – Gold Moon では歌詞を作って作曲しました。
しかし歌詞を書くとなると詩人としての才能も必要になります(が、私にはないです)。また、音楽と違って言葉は具体性が高いので、自分が良く知っている日本の事しか書けそうもありません。なので、歌詞を書いたのはこの曲だけで、他は歌詞がないままに「歌うような気持で」メロディーを作っています。
なお、結局この曲の歌詞は使われませんでした。
興味がある人は「銀のすすき 金の月 – 作曲過程」の記事を見てみてください。
二つ目は、日本では ‘Piece’ という英単語が音楽作品という意味ではあまり知られていないからです。多くの日本人が知っている ‘Piece’ の意味は「かけら」の方です。
ネットの日本語自動翻訳も、単に ‘Pieces’ 1単語だけだと「かけら」と翻訳します。だから私のページの一番上に ‘Pieces’ と書くわけにはいきません。かといって ‘Pieces of Music’ は長すぎます。”Songs / Composing / Profile” と1単語ずつで書きたいです。
では逆に記事を日本語で書いて、海外の人にはそれぞれの言語に自動翻訳してもらえばいいかというと、そうもいきません。
日本語から英語への自動翻訳はいまだに誤った翻訳をします。よくあるのは ‘I’ であるべき主語が ‘you’ や ‘we’ になるまちがいです。ほかにも色々まちがえます。結果として失礼な文章になったりしますので、これもだめなのです。
このような理由で、私のサイトでは音楽作品を表す言葉として ‘Song’ を使っています。メンデルスゾーンのピアノ曲にも「無言歌」があります。私の曲も歌うような気持で作っているんだから、歌詞がなくても ‘Songs’ でいいでしょう。