桜 – 俳句
2021-3-20
日本人の桜好きには驚くばかりです。
日本の南端から北端まで、小さな島でさえ、そこに日本人が住んでいる証拠かのように桜が植えられています。
明るい日差しに春浅い風。紙よりもはるかに薄い花弁は精巧で、さざめくように揺れ、また風に舞います。そんな繊細さでありながら、枝も見えないほどに木すべてが花になってしまうのは桜だけです。
この曲の後半の夜桜は松尾芭蕉の句に合わせ、日本の音階で五七五のリズムで作ってみました。
しばらくは
花の上なる
月夜かな
松尾芭蕉
花見と月見が同時にできる贅沢は、月が傾くまでの短い楽しみ