スキーハイキング
2022-2-1
あなたにとってスキーは大人のスポーツ? それとも子供の遊び?
初めてスキーを滑ったのは小学生の時、祖母の家のある北海道の漁村の裏山です。リフトはありませんから、子供たちはスキーを履いて横向きになって坂を登ります。柔らかい雪を子供の体力で登れる高さなんてわずかです。へとへとになって、さあすべるぞとなると、登った労力を無駄にしたくないですから、スピードが落ちないように橇の形になってまっすぐ滑り降ります。自然が作った大きな滑り台です。
初めて本物のスキー場に行ったのは高校の時です。みんなターンしながら降りてくるのに驚きました。なるほど、リフトが高いところまで登るからターンでスピードを殺さないといけないんだ。なんて贅沢な! スキースクールがあるのにも驚きました。滑り台を滑り降りるのに学校はいらなかったですからね。
もちろん大人のスポーツとしてのスキーはまったく別の見ごたえです。今週から始まるオリンピックではスピード感あふれるダウンヒルが楽しみです。 日本ではノルディック競技の方がたくさんTV放映されますが、日本の選手がダウンヒルで上位に入ってくれればもっと放映してもらえるから、頑張っていい成績を出してほしいです。
今では私もリフトに乗りますしターンもします。でも私にとってスキーはいつまでたっても子供の遊びです。東京で育った人間には雪自体がおもちゃのような楽しさです。この曲が子供っぽい曲なのはそのせいです。もう何年もスキーには行っていませんが、タイトルの写真を見つけたらうれしくなって曲を作ることにしました。弾いていて楽しい曲にしたかったです。
音の動きが早くて難しそうにな曲に見えますが、手の動きが少ないように工夫したので実はそんなに難しくありません。この曲の最後の方のメロディーは「安達太良山」から持ってきました。自分の曲の再利用は盗作になりません。作曲者の役得です。:-)